目を使って行う学習支援
- 公開日:2019年12月18日
こんにちは!
あすなろ北の畠山です。
今回の投稿ではあすなろ北で行われているプログラムをご紹介します。
毎週水曜日は臨床美術の日を除いて学習支援を行っています。
その中でも今回ご紹介するのは「ビジョントレーニング」です。
名前は聞いたことあるけどよくは知らないという方も少なくないかと思います。
「ビジョントレーニング」と聞いて目を鍛える?と思う方が多いと思いますが
効果が期待できるのは目だけではありません。
眼球を動かす力や動体視力、両目の協調機能のなど眼球の機能の向上だけでなく、
注視したり追視する力を鍛えることで
集中を持続させる時間の増加や、判断力の向上。
文章を読む、黒板の文字を見てノートに写すなどの能力が上がり、
学習面にも効果があるとされ、他にも運動面にも効果が出ると言われています。
ではさっそくあすなろ北で行っている
モニターを使ったビジョントレーニングの内容を一部ですがご紹介します\(^o^)/
最初にご紹介するのは「いろとかたちをおぼえよう」という内容です。
上の写真のように色のついた形のスライドが画面に出て
制限時間内に色と形を暗記します。
制限時間が終わると画面が真っ暗になりスタッフが問題を出します。
例えば、「赤色の形を答えてください」や「バツは何色でしたか」
など色もしくは形を聞かれる問題となっています。
色を聞かれるか形を聞かれるかは問題を聞くまで分からないため
色と形両方覚えなくてはいけません。
数字のパターンもあり難易度が高めの問題では1から10の数字が出てきます。
例えば「白の数字を全て答えてください」という問題が出た場合、
5だけでなく8も白なので2つ答えなくてはいけません。
あすなろ北ではだいたい制限時間を5秒から10秒で行っています。
次は「おうちはどこかな」という内容です。
上の写真では①から③と番号が書かれた家がモニターに出ています。
それぞれの家に犬や猿などの動物たちが移動をして入っていきます。
動物たちが入ると
「①に入った動物を答えてください」や「猿が入ったのは何番の家ですか」という
問題が読まれるので「うさぎ」や「③」などのように解答をします。
「いろとかたちをおぼえよう」と違い場所や動物を覚えるだけでなく、
対象が移動をするため目で追わなくてはいけません。
このように目で対象を追う動きは追従性眼球運動と言われています。
プログラム全体の時間としては
20分程度ですが1つ1つの問題で集中する時間というのは10~20秒程度と短いため
子どもたちも遊びの感覚で集中を切らさずに楽しんで行うことができています(≧▽≦)
今回は学習支援で行っているモニターを使ったビジョントレーニングをご紹介しました!
今後もプログラムの様子や日々の活動の様子を投稿していきますので
是非チェックしてください.*:゚(・ω・人)゚:*.
石狩市放課後等児童デイサービスあすなろでは療育相談も行っております。 見学・体験も承っておりますので、ご希望の方はホームページ・ご相談フォームよりお問い合わせ下さい。
コメントを残す